ニューバランス1400のベロ(タン)合皮剥がれ・劣化を本革で劇的修復!耐久性を格段に高めるプロの本格修理
2026/08/02
お気に入りのニューバランス1400を履こうとしたら、シュータン(ベロ)の表面がボロボロと剥がれ落ちてきた……」
「手や靴下に黒いカスやベタつきがついて困っている」
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
ニューバランス(New Balance)のフラッグシップモデルとして絶大な人気を誇る「1400」。履き心地の良さと洗練されたデザインで、長年愛用されている方も多い名作スニーカーです。しかし、どれだけ丁寧にお手入れをしていても避けて通れないのが「シュータン(ベロ)部分の合皮劣化・剥がれ」です。
結論からお伝えすると、ベロがボロボロになったニューバランス1400は、捨てたり諦めたりする必要はありません。 劣化した合皮を「天然の本革(リアルレザー)」へ張り替えることで、元の状態以上に耐久性を高め、高級感のある佇まいに生まれ変わらせることができます。
今回は、愛知県にお住まいのM様よりご依頼いただいた「ニューバランス1400のベロ(タン)本革張り替え修理」の施工事例を詳しくご紹介します。合皮が劣化する原因や、当店の職人が行うこだわりの修理工程、本革化するメリットまでプロの視点で徹底解説します。
今回ご相談いただいたお悩みと靴の状態(愛知県 M様)
愛知県にお住まいのM様より、宅配修理にて「ニューバランス1400」をお預かりいたしました。
【状態のチェック】
お預かりした1400のシュータン(ベロ)を確認したところ、表面に使用されていた合成皮革(合皮)が経年劣化により全体的にひび割れ、表面の塗膜がベタつきとともにポロポロと剥がれ落ちている状態でした。
【ご依頼内容まとめ】 ■ ブランド:New Balance(ニューバランス) ■ モデル:1400 ■ 症状:シュータン(ベロ)表面の合皮劣化、剥がれ、ベタつき ■ ご要望:見た目を損なわずに、今後剥がれないように頑丈に直したい
アッパー(本体の革やメッシュ)やソールの状態は非常に良く、オーナー様が日頃から大切に履かれていることがひと目で伝わってくる一足です。だからこそ、ベロ部分だけの劣化で履けなくなってしまうのはあまりにも勿体ない状態でした。
なぜニューバランスのベロ(タン)はボロボロと剥がれるのか?
修理工程をご紹介する前に、なぜニューバランスのベロがこのような状態になってしまうのか、その原因を解説します。
原因は合成皮革の「加水分解(かすいぶんかい)」
ニューバランスの1400をはじめ、996、576、1300、990といった人気モデルの多くは、シュータンの表面や履き口(ライニング)に合成皮革(合皮・ポリウレタン等)が使用されています。
合皮は製造された瞬間から、空気中の水分と反応して分解が進む「加水分解」という現象を起こします。
使用頻度に関わらず時間経過で劣化する(着用していなくても3年〜5年程度で進行)
日本の湿気や保管環境(下駄箱など)によって劣化が早まる
一度劣化が始まると、ひび割れ・剥がれ・ベタつきを止めることはできない
「久しぶりに箱から出したらボロボロになっていた」というケースが多いのは、この加水分解が原因です。工場出荷時の合皮パーツのままでは、再度同じパーツに交換しても数年後には再び剥がれてしまいます。
そこで当店が提案するのが、「天然本革へのコンバージョン(張り替え修理)」です。
【職人の技】ニューバランス1400 ベロ(タン)本革張り替えの修理工程
当店のシューリペア職人が行っている、実際のベロ修理プロセスをご紹介します。単に上から革を貼るような簡易補修ではなく、一度解体して組み上げる「本格仕立て」を行っています。
1. ベロ(タン)の解体とステッチの分解
まずは、スニーカー本体とベロを繋いでいる縫い糸、そしてベロ本体のフチを縫っているステッチを慎重にほどいて分解します。オリジナルの構造を崩さないよう、一針ずつ丁寧に手作業で解体していきます。
2. 劣化して剥がれた合皮の完全除去
ボロボロになった合皮の残骸や、固まった古い接着剤、スポンジに残った削れカスを丁寧に綺麗に取り除きます。この下地処理を怠ると、新しい革を貼り付けた際に表面に凹凸が出てしまったり、剥がれの原因になったりするため、職人の手で妥協なく整えます。
3. 高級本革パーツの切り出しと漉き(すき)作業
新しい表面素材として、耐久性に優れ、手触りの良い高級天然皮革を選定します。オリジナルの型紙に合わせて革を切り出します。
ここで最も重要なのが「革の漉き(すき)作業」です。革が厚すぎると足当たりの違和感やゴワつきに繋がり、薄すぎると耐久性が落ちてしまいます。コンマ数ミリ単位で革の厚みを調整し、ベロのフチ部分は特に薄く漉くことで、足当たりをマイルドに仕上げます。
4. 本革の縫い付け・再構築
下地処理を施したスポンジ材と新しく用意した本革を正確に位置合わせし、専用の靴用ミシンで縫い合わせていきます。
元々開いていた針穴を可能な限り追いかけながら一針一針縫い進めることで、強度を保ちつつ、オリジナルの意匠を損なわない美しいステッチラインを再現します。
5. 仕上げ・検品
最後にベロを本体に再縫合し、全体バランスの確認、革のコンディショニングを行って完成です。
本革(リアルレザー)に張り替える3つの大きなメリット
純正の合皮ではなく、天然の本革へ張り替えることには多くのメリットがあります。
比較項目純正(合成皮革)当店の本革張り替え
耐久性・寿命3〜5年程度で加水分解10年以上(加水分解しない)
手触り・履き心地劣化するとベタつくしなやかで足当たりが良く快適
経年変化剥がれて汚くなる使い込むほどに味が出る(エイジング)
見た目マットだが人工的圧倒的な高級感と自然な質感
メリット①:加水分解が起こらない(半永久的な耐久性)
天然皮革は合成樹脂ではないため、加水分解によって表面がボロボロと剥がれ落ちたり、ベタベタしたりすることが絶対にありません。 定期的に保革クリームでお手入れをしていただければ、10年以上にわたって良好な状態をキープできます。
メリット②:足当たりがソフトになり履き心地が向上
本革はしなやかで伸縮性があり、人間の足に馴染む性質を持っています。甲にあたるベロ部分が本革になることで、履き込むほどに足の形にフィットし、純正以上の快適な履き心地が得られます。
メリット③:オリジナルの風合いを損なわない高級感
スニーカーの色味や質感に最も近い本革を選定して施工するため、修復後も違和感がありません。むしろ、本革特有の上質な光沢感が加わり、ニューバランス1400が持つ「1000番台」ならではの上品さが一段と引き立ちます。
ニューバランスの幅広い修理・カスタマイズに対応
「いずみ靴店」では、ニューバランス1400のベロ修理はもちろん、各種人気モデルのあらゆる修理に対応しております。
対応可能モデル一例
New Balance 1400(M1400)
New Balance 996(M996 / CM996)
New Balance 576(M576)
New Balance 1300(M1300 / JP)
New Balance 990シリーズ(v3 / v4 / v5 / v6)
その他、2002Rや1500、1700など各種スニーカー
その他の主な修理メニュー
履き口(ライニング)破れ補修・革張り替え
スニーカーのかかと内側(すり減って中のスポンジが見えてしまった部分)を本革で綺麗に補強・張り替えます。
ソール加水分解・ソール交換(オールソール)
加水分解して砕けてしまったMIDソールやアウトソールを、ビブラムソール(Vibram)等を用いて耐久性の高いソールへ再構築します。
ほつれ縫い・破れ補修
アッパーのメッシュ部分の破れや、ステッチの糸切れを補強補修します。
倉敷から全国へ!安心の「宅配修理サービス」をご利用ください
「近くに頼めるスニーカー修理店がない」
「ニューバランスの修理実績が豊富なプロにお願いしたい」
そんな全国のお客様のご要望にお応えし、当店では全国対応の宅配修理サービスを行っております。
【簡単4ステップ】宅配修理の流れ
お問い合わせ・お見積もり(無料)
お写真をお送りいただければ、事前に概算のお見積もりと修理プランをご案内いたします。
お品物の発送
修理したいニューバランスを梱包し、当店まで着払い・元払い(プランに応じる)でお送りください。
職人による精密施工
お品物が到着次第、靴の状態を直接確認し、熟練の職人が一足一足丁寧に修理を行います。
ご自宅へお届け
綺麗に生まれ変わった靴を梱包し、お客様のご自宅へ迅速にお届けいたします。
店舗情報・お問い合わせ
お手持ちのニューバランスに劣化やダメージが見られましたら、買い替えを検討される前に、ぜひ一度「靴修理専門店 いずみ靴店」へご相談ください。一足一足の歴史と想い出に寄り添い、最適な修理方法をご提案いたします。
店舗名:靴修理専門店 いずみ靴店
所在地:〒710-0000 岡山県倉敷市(※詳細住所は公式サイトをご覧ください)
対応エリア:岡山県内(倉敷市・岡山市等)の店頭受取はもちろん、全国都道府県からの宅配修理に対応
得意分野:ニューバランス各種修理、革靴・スニーカーの本格リストア、ソールカスタム
【職人からのメッセージ】
ニューバランスの1400は、現在では入手が難しくなっている貴重な名作スニーカーです。「ベロがボロボロになったから」という理由だけで手放してしまうのは非常にもったいないことです。本革へ張り替えることで、また何年も、何十年も愛着を持って履き続けることができます。まずはお気軽にご相談ください。

