東京都 Y様 Joyaウォーキングシューズ オールソール交換修理
2026/05/12
東京都にお住まいのY様よりご依頼いただきました、スイス生まれの健康靴「Joya(ジョーヤ)」のオールソール交換(靴底全体の修理)事例をご紹介します。
今回のケースは、一度他店で修理を行ったものの、仕上がりにご満足いただけず「セカンドオピニオン」として当店にご相談いただいた非常に珍しい、かつ難易度の高いケースでした。
1. ご相談の経緯:失われた「Joya」の魂を取り戻す
Joya(ジョーヤ)といえば、その最大の特徴は「世界一柔らかい履き心地」と称される、厚みのある曲線的なソール形状にあります。膝や腰への負担を軽減し、砂浜を歩いているような感覚を生み出すあの独特のソール設計は、精密なバイオメカニクスに基づいています。
しかし、Y様が以前、他店に修理を依頼された際、戻ってきた靴は驚くべき状態になっていたそうです。
お客様のお悩み(ビフォーの状態)
ソールの形状: Joya特有の厚みや、ローリング歩行を助ける湾曲(カーブ)が完全に失われ、どこにでもある「真っ平らで薄いソール」に変更されていた。
履き心地: 本来のクッション性は皆無。硬質系のスポンジ素材が使用されていたため、地面からの衝撃がダイレクトに伝わり、非常に固くて歩きづらい状態。
デザイン: ブランド特有のボリューム感がなくなり、Joyaとしてのアイデンティティが損なわれていた。
「このままではもう履けない。なんとか元のジョーヤのような履き心地に戻せないか」という切実な想いを受け、当店の職人が技術の粋を集めて再修理に挑みました。
2. 修理のポイントと工程:技術による「機能再生」
Joyaのソールは、単に厚ければ良いというわけではありません。踵から着地し、スムーズに爪先へ抜ける「ローリング運動」をサポートするための緻密な削り込みが必要です。
今回のリカバリー修理では、以下のステップで進めました。
① EVAスポンジによる「積上げ」工程
まず、他店で貼られた硬いスポンジを一度リセットし、ベースから作り直します。 軽量かつ衝撃吸収性に優れたEVA(合成樹脂)スポンジを、層を成すように贅沢に積み重ねていきます。これにより、Joya最大の特徴である「圧倒的な厚み」を物理的に復元します。
② 職人の手技による「削り出し(グラインディング)」
今回の修理で最も重要なプロセスです。積み上げたばかりの四角いブロック状のソールを、専用のグラインダー(研削機)でミリ単位で削り込んでいきます。
ローリングカーブの再現: 踵の接地部分と爪先の蹴り出し部分に絶妙な角度(R)をつけ、滑らかな歩行を促す湾曲したソール面を形成します。
サイドラインの造形: 横から見た時のボリューム感を出しつつ、野暮ったくならないようJoyaらしい流線型のシルエットを追求しました。
③ 仕上げ:Topy社(トピー)クロコ柄アウトソールの採用
接地面(アウトソール)には、耐久性とグリップ力に定評のあるフランス・Topy(トピー)社製のクロコ柄ソールをセレクトしました。
耐久性: 摩耗に強く、長期間の歩行をサポート。
意匠性: クロコ柄のパターンは高級感を演出するだけでなく、全方位への防滑性にも優れています。
4. Joyaの修理・オールソールをご検討中の方へ
健康靴やコンフォートシューズの修理は、専門的な知識と特殊な機材、そして何より「その靴がどう歩くために設計されているか」を理解する経験が不可欠です。
当店が選ばれる理由
Joya・MBTなどの特殊ソールに対応: 湾曲したソール(ローリングソール)の削り出しを得意としています。
素材へのこだわり: ビブラム(Vibram)やトピー(Topy)など、世界トップクラスの部材から、靴の性格に合わせた最適な素材を提案します。
全国対応: 東京都内(新宿、渋谷、銀座、足立区など)はもちろん、郵送修理にて全国のお客様からご依頼を承っております。
よくある検索ワードでの解決策
「Joya 修理 できない」と断られた方: 当店では、加水分解したソールの全交換(オールソール)が可能です。
「Joya 靴底 剥がれ」: 単なる接着だけでなく、構造からの見直しを行います。
「ジョーヤ 履き心地 固くなった」: 経年劣化したソールを、今回のように新しいEVA素材に交換することで柔らかさが蘇ります。

