いずみ靴店

埼玉県 I様 NIKE ジョーダンテイタム1 ソール張替え ナイキ JORDAN TATUM 1

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埼玉県 I様 NIKE ジョーダンテイタム1 ソール張替え ナイキ JORDAN TATUM 1

埼玉県 I様 NIKE ジョーダンテイタム1 ソール張替え ナイキ JORDAN TATUM 1

2025/12/26

埼玉県にお住まいのI様、この度は**NIKE JORDAN TATUM 1(ジョーダン テイタム 1)**のソール修理をご依頼いただき、誠にありがとうございました。岡山県倉敷市の「いずみ靴店」です。

近年のバスケットボールシューズ、特にシグネチャーモデルは非常に高度なテクノロジーと複雑な構造を持っており、修理店としても腕が試される挑戦的なご依頼となります。今回、I様から「ソールの摩耗によるオールソール交換」というご相談をいただいた際、私たちはこの一足の特性を深く分析し、最善の着地点を模索いたしました。

どのようにしてこの難題を解決し、再びコートや街履きで活躍できる状態へと導いたのか、そのプロセスを詳しく解説いたします。

1. JORDAN TATUM 1 という「超軽量・特殊構造」の壁

ジョーダン テイタム 1は、ジェイソン・テイタムのプレースタイルを支えるため、ジョーダンブランドのパフォーマンスシューズの中でもトップクラスの軽量性を誇ります。しかし、その軽量化を実現するための構造が、修理においては非常に大きなハードルとなります。

空洞化されたミッドソール: このモデルの最大の特徴は、ミッドソールの底部が大きく肉抜きされ、TPUフレームによって支えられた「空間」があることです。

剥き出しのエアーバッグ: 前足部には大きなZoom Air(ズームエア)ユニットが配置されており、一部が外から見える、あるいはアウトソールと極めて近い位置に封入されています。

一体成型の難しさ: 一般的なスニーカーのように「平らな面にソールが貼ってある」わけではなく、ソール自体がサイドに巻き上がっていたり、シャーシ(骨格)と複雑に絡み合ったりしています。

当初、I様からは底面をすべて取り替える「オールソール交換」のご希望をいただいておりました。しかし、分解を試みた場合、この複雑なTPUフレームやエアーバッグを傷つけずに剥がすことは極めて困難であり、仮に剥がせたとしても、新しいソールを隙間なく、かつ美観を損なわずに再接着できる保証がないという結論に至りました。

2. 導き出した最適解:ソール・オーバーレイ(削り込み接着)

靴本体の寿命を縮めるリスクを冒してまで全分解するよりも、現在の優れたデザインと機能を維持しつつ、接地面だけを強化する。これがプロの視点から判断した、I様にとっての「最善策」でした。

なぜ「削り込み」なのか?

元のソールの凹凸を計算しながら、底面をミリ単位で均一に平らに削り込みます。これにより、接着面を平滑にし、新しいソールとの密着度を最大化させます。

デザインの維持

この手法の最大のメリットは、サイドから見た時の「テイタム 1 らしさ」を全く損なわないことです。特徴的なミッドソールのラインや、サイドのTPUパーツに手を触れないため、パッと見では修理をしたことがわからないほどの自然な仕上がりになります。

3. 選択した素材:Vibram 298C(カップソール・ラバー)

今回、新しい接地面として採用したのは、イタリアの老舗メーカー・ビブラム社の**「Vibram 298C」**です。

優れたグリップ力: 元々バスケットボールシューズやスケートボードシューズなどのフラットなソール向けに開発されたパターンであり、オリジナルに引けを取らない高いグリップ性能を誇ります。

高い耐摩耗性: 純正の柔らかいラバーに比べ、アスファルトの上などで履いても摩耗しにくい合成ゴムを採用。これにより、お気に入りの一足をより長く履き続けることが可能になります。

軽量性の維持: テイタム 1の持ち味である「軽さ」を損なわないよう、必要十分な厚みを持ちつつも重すぎないこのシートを選択しました。

4. 職人の技:一ミリの妥協も許さない施工

工程はシンプルに見えて、非常に繊細です。

1精密なグラインディング: エアーバッグを損傷させないよう、慎重に既存のソールを削ります。どこまで削り、どこを残すか。職人の指先の感覚が問われる作業です。

2強力な接着工程: スニーカーの素材(EVAやTPU)は、そのままではボンドを弾いてしまいます。専用のプライマー(薬品)で表面を化学的に処理し、熱を加えて強力に圧着します。

3エッジの成型: 貼り付けたVibram 298Cの端を、元のソールの形状に合わせて滑らかに削り出します。まるで最初からそこにあったかのような一体感を生み出す、仕上げの肝となる工程です。

いずみ靴店

お客様の靴に込められた思い出や愛着をしっかりと受け止めながら、心を込めて修理を行っております。一足一足に真心を込めた作業を通じて、思い出の詰まった大切な靴が持つ新たな一歩をお手伝いいたします。

いずみ靴店

〒713-8121
岡山県倉敷市玉島阿賀崎2丁目6−46

086-526-3398

※お電話のお問い合わせは10:30~15:30の間にご連絡をお願いいたします。
基本的にはお問い合わせフォームへご連絡をお願いいたします。

5. 完成:再び走り出せる喜びを

完成したJORDAN TATUM 1は、本来の先鋭的なフォルムを保ちつつ、足元にはVibramの信頼性が加わった「ハイブリッド仕様」へと生まれ変わりました。

I様、これでソールの減りを気にすることなく、再び安心してこの靴を楽しんでいただけます。特殊な構造ゆえに「修理不可」と断られることも多いモデルですが、こうしてまた一つ、大切な靴を救うお手伝いができたことを嬉しく思います。

6. いずみ靴店からのメッセージ

バスケットボールシューズやハイテクスニーカーは、本来「使い捨て」を前提に設計されている側面があります。しかし、そこには持ち主様の思い出や、その一足でなければならない理由が詰まっています。

私たちは「直せない」と諦める前に、現代の素材と伝統の技術を掛け合わせ、どうすればまた履けるようになるかを真剣に考えます。埼玉県という遠方から、大切なお靴を託してくださったI様の信頼に、技術でお応えいたしました。

これからも、このテイタム 1と共に素敵な日々をお過ごしください。またのメンテナンスのご相談も、心よりお待ちしております。

ハッシュタグ

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