いずみ靴店

【修理実績】東京都N様:ナイキ エアフォース・ワンの魂を蘇らせる。加水分解を乗り越え、次なる10年へ。

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【修理実績】東京都N様:ナイキ エアフォース・ワンの魂を蘇らせる。加水分解を乗り越え、次なる10年へ。

【修理実績】東京都N様:ナイキ エアフォース・ワンの魂を蘇らせる。加水分解を乗り越え、次なる10年へ。

2026/01/18

東京都にお住まいのN様より、大切なご依頼をいただきました。今回お預かりしたのは、スニーカーカルチャーの象徴とも言える名作、「NIKE Air Force 1(ナイキ エアフォース・ワン)」。それも、ホワイトとブラックの2足同時修理という、オーナー様の深い愛情が伝わるご依頼でした。

一見すると、アッパー(表地)のレザーは手入れが行き届いており、まだまだ現役で活躍できそうな佇まいです。しかし、一歩足を踏み出すと、そこには経年変化という抗えない時間が刻まれていました。

1. スニーカーの宿命「加水分解」との戦い

今回、修理の主目的となったのは、ソール内部のクッション材の劣化です。エアフォース・ワンに限らず、多くのスニーカーには衝撃吸収のためにポリウレタン(PU)素材やエアーバッグが内蔵されています。これらは新品時には素晴らしいクッション性を提供してくれますが、歳月の経過とともに**「加水分解」**という現象を避けることができません。

加水分解とは、空気中の水分と素材が化学反応を起こし、内部からボロボロに崩れてしまう現象です。「久しぶりに履こうとしたら、ソールがベタついている」「歩くたびに中から粉が出てくる」「クッションが沈み込んで戻らない」……。これらはすべて、加水分解のサインです。

N様のアニバーサリーな2足も、まさにこの状態にありました。外見が美しいだけに、履けなくなってしまうのはあまりにも忍びない。私たちは、この「歩けなくなった名作」に再び命を吹き込むためのオペを開始しました。

2. 修理の要:EVAスポンジへの換装という選択

今回の修理において、私たちが提案した解決策は、劣化したエアーバッグを取り除き、代わりのクッション材として**「EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)スポンジ」**を充填することでした。

なぜ、オリジナルのエアーではなくEVAなのか。そこには「長く履き続ける」ための明確な理由があります。

圧倒的な耐久性: EVAは加水分解を起こしにくい素材です。一度交換すれば、オリジナルよりも遥かに長期間、安定した状態を維持できます。

軽量性と弾力性: 現代のランニングシューズのミッドソールにも多用されるEVAは、軽量でありながら十分な衝撃吸収性を持ちます。

経年劣化への強さ: 数年でボロボロになる心配がほとんどなく、オーナー様の「一足を長く愛したい」という想いに最も合致する選択肢なのです。

白と黒、それぞれの靴の構造に合わせて、ミリ単位でEVAシートを削り出し、インソール下の空間に隙間なくフィットさせていきます。この「目に見えない部分」の精度こそが、最終的な履き心地を左右します。

3. 職人の技:強固な接着と「オパンケ縫い」の意匠

クッションを入れ替えた後は、スニーカー修理において最も重要かつ神経を使う「再接着」の工程です。

スニーカーのソールは、歩行時に常に強烈な「ねじれ」や「屈曲」にさらされます。ただボンドを塗るだけでは、数回の使用で剥がれてしまうことも少なくありません。私たちは、素材に合わせたプライマー(下地処理剤)を塗布し、熱活性を利用して強力に圧着します。

しかし、私たちはそこで終わりにはしません。さらに耐久性を高め、デザインとしての美しさを完成させるために、**「オパンケ縫い(サイドマッコイ)」**を施しました。

【オパンケ縫いとは?】

靴の側面と底面を直接糸で縫い付ける伝統的な技法です。

剥離防止: ボンドが万が一弱まっても、物理的に糸で固定されているため、ソールがパカパカと剥がれる心配がありません。

クラフトマンシップの証: 専用の出し縫い機を使い、アッパーに傷をつけないよう、熟練の職人が一針ずつ丁寧に縫い進めます。

機能美: 均一に並んだステッチは、単なる補強を超えて、修理した靴に「唯一無二のカスタム感」と「高級感」を与えてくれます。

白のエアフォースには清潔感のある白糸を、黒には重厚感のある黒糸を。N様の2足は、この工程を経て、工場から出荷されたばかりの新品にはない「職人の手仕事」が宿る一足へと生まれ変わりました。

4. 「修理して履く」という現代のラグジュアリー

かつて、靴は「履き潰したら捨てるもの」という側面が強かったかもしれません。しかし、時代は変わりました。

お気に入りのスニーカーには、それを履いて歩いた街の記憶や、手に入れた時の喜び、共に過ごした時間が刻まれています。N様のように「思い出深い靴を、手間をかけてでも直したい」と願う心こそが、今の時代における本当の豊かさ(ラグジュアリー)ではないかと私たちは考えます。

加水分解してしまった靴を前に、諦めてゴミ箱へ入れる前に、一度想像してみてください。その靴が、最新の素材と職人の技術で、新品以上の耐久性を持って蘇る姿を。

いずみ靴店

お客様の靴に込められた思い出や愛着をしっかりと受け止めながら、心を込めて修理を行っております。一足一足に真心を込めた作業を通じて、思い出の詰まった大切な靴が持つ新たな一歩をお手伝いいたします。

いずみ靴店

〒713-8121
岡山県倉敷市玉島阿賀崎2丁目6−46

086-526-3398

※お電話のお問い合わせは10:30~15:30の間にご連絡をお願いいたします。
基本的にはお問い合わせフォームへご連絡をお願いいたします。

5. お客様へ:あなたの「大切な一足」に寄り添います

今回のご依頼主であるN様からは、「これでまた安心して街を歩けます」という温かいお言葉をいただきました。修理屋にとって、これ以上の報酬はありません。

当店は、単に「壊れたものを直す」場所ではありません。お客様と靴とのストーリーを未来へ繋ぐための、**「靴の病院」であり「再生工場」**でありたいと考えています。

ナイキのエアフォースやジョーダンのソールが剥がれてしまった。

ニューバランスのクッションがボロボロになった。

長年愛用している革靴の底が薄くなり、足が痛い。

どんな悩みでも構いません。長年培ってきた経験と、新しい素材への探求心を持って、あなたの足元を全力でサポートいたします。

東京の片隅にある小さな工房ですが、ここには靴を愛する情熱があります。ぜひ、あなたの大切な相棒を私たちに託してください。また新品同様、あるいはそれ以上の輝きを持って、あなたの元へお返しすることをお約束します。

修理詳細まとめ

モデル: NIKE Air Force 1 (White / Black)

修理内容: ソール内クッション除去、EVAスポンジ交換、全体再接着、オパンケ縫い仕上げ

納期: 状態によりますが、一足一足丁寧に向き合うためお時間をいただいております。

「一足を大切に、一生モノへ。」 皆様からのご相談を、心よりお待ちしております。

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