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【修理事例】倉敷市・T様 REGAL Walker:愛着を繋ぐVibram 2021オールソール交換

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【修理事例】倉敷市・T様 REGAL Walker:愛着を繋ぐVibram 2021オールソール交換

【修理事例】倉敷市・T様 REGAL Walker:愛着を繋ぐVibram 2021オールソール交換

2026/01/04

倉敷の街を歩き続ける一足に、再び命を吹き込む。 今回は、地元倉敷市のT様よりご依頼いただいた、**REGAL Walker(リーガル・ウォーカー)**のソール張替え(オールソール)の様子を詳しくご紹介します。

靴は単なる道具ではなく、共に歩んだ時間を刻むパートナーです。今回の修理には、職人の技術だけでなく、一足の靴を長く愛し続けたいというお客様の想いも込められています。

1. はじめに:REGAL Walkerという名作

日本を代表するシューズブランド「REGAL(リーガル)」。その中でも「歩くこと」を徹底的に追求して生まれたのが、この**REGAL Walker(リーガル・ウォーカー)**シリーズです。

軽さ、クッション性、そして足馴染みの良さ。ビジネスシーンからカジュアルなウォーキングまで、多くの日本人の足を支えてきた名作です。リーガル・ウォーカーを一度履くと、その快適さから「これ以外は履けない」と仰るリピーターの方も少なくありません。

今回、倉敷市のT様からお預かりした一足も、まさにそんな「生活の一部」となっていた大切な靴でした。

2. 靴の状態診断:限界を越えて歩き続けた証

お預かりした際、まず目に飛び込んできたのは、その**「履き込み具合」**でした。

かかと部分の補修跡

過去に何度かかかとの補修(コーナー補修など)を施された形跡があり、T様がこの靴をいかに大切に、そして頻繁に履かれていたかが手に取るように分かります。靴にとって、かかとが削れるのは「たくさん歩いた証」であり、勲章のようなものです。

ソール底面の摩耗

靴を裏返してみると、底面のパターン(溝)はほぼ完全に消失し、フラットな状態になっていました。 ソールのパターンがなくなると、雨の日のタイルなどで滑りやすくなるだけでなく、本来のクッション性も損なわれ、足裏や膝への負担が増大してしまいます。

「修理の限界」のサイン

スポンジ系のソールは、摩耗が進むと素材自体が硬化したり、逆に柔らかくなりすぎて地面の衝撃をダイレクトに伝えるようになってしまいます。T様の靴は、まさに「そろそろ限界、でも捨てたくない」という、オールソール(靴底全体の交換)に最適なタイミングでした。

3. 職人の選択:なぜ「Vibram 2021」なのか

今回の修理のポイントは、**「オリジナルの履き心地を損なわず、さらにアップグレードさせること」**です。

リーガル・ウォーカーの純正ソールは、非常に軽量でクッション性に富んだスポンジ素材が使われています。この特性を維持しつつ、耐久性とグリップ力を高めるために選んだのが、世界最高峰のソールメーカー・Vibram(ビブラム)社の**「Vibram 2021」**です。

Vibram 2021の特長

素材(Morflex): ビブラム社が開発した軽量発泡素材「モルフレックス」を採用。驚くほど軽く、長時間の歩行でも疲れにくいのが特徴です。

厚みとクッション: 適度な厚みがあるため、地面からの突き上げを優しく吸収します。

デザイン: カジュアルすぎず、どこかクラシックな雰囲気を持つトラクションパターン。リーガルの端正なアッパーデザインとも非常に相性が良いです。

T様の「歩きやすさを維持したい」というご要望に対し、これ以上の選択肢はないと確信し、このソールをご提案させていただきました。

いずみ靴店

お客様の靴に込められた思い出や愛着をしっかりと受け止めながら、心を込めて修理を行っております。一足一足に真心を込めた作業を通じて、思い出の詰まった大切な靴が持つ新たな一歩をお手伝いいたします。

いずみ靴店

〒713-8121
岡山県倉敷市玉島阿賀崎2丁目6−46

086-526-3398

※お電話のお問い合わせは10:30~15:30の間にご連絡をお願いいたします。
基本的にはお問い合わせフォームへご連絡をお願いいたします。

4. 修理工程のこだわり:いずみ靴店の技

修理は、ただ新しい底を貼るだけではありません。そこには、数年先を見据えた職人の工程があります。

① 既存ソールの解体

まずは古いソールを慎重に剥がしていきます。ここで重要なのは、**「ミッドソールを活かす」**という判断です。 リーガル・ウォーカーの構造上、土台となるミッドソールがしっかりしていれば、それを残すことで靴の「返り(曲がりやすさ)」を保つことができます。今回は、中底の状態も良好だったため、ベースを整えた上で新しいソールを接合する手法を採りました。

② 下地処理(バフ掛け)

接着の強度を左右するのが、この工程です。接着面を専用のマシンで削り、素材の表面を荒らすことで、接着剤の食いつきを最大化させます。この「見えない一手間」が、歩行中にソールが剥がれるトラブルを防ぎます。

③ 圧着とシェイピング

強力なプレス機を使用し、Vibram 2021をミッドソールと一体化させます。その後、靴の形状に合わせてソールのエッジを削り出していきます。 リーガルらしいスマートなシルエットを崩さないよう、一ミリ単位でグラインダーを当てていく作業は、まさに職人の腕の見せ所です。

5. 完成:再び、倉敷の街へ

仕上がった靴は、まるで購入したばかりの頃のような力強さを取り戻しました。

Vibram 2021のボリューム感が、REGAL Walkerのアッパーに程よい重厚感を与え、新品時よりも少し「タフ」な印象に生まれ変わっています。それでいて、手に持つと驚くほど軽い。

「これでまたしばらく、安心して歩けますね」

お渡しする際のT様の笑顔を想像しながら、一歩一歩の足取りが軽くなるような仕上げを施しました。

6. 靴を修理して履き続けるということ

昨今、SDGsやサステナビリティという言葉を耳にする機会が増えました。しかし、私たち「いずみ靴店」がずっと大切にしてきたのは、もっとシンプルで身近な感情です。

「自分の足に馴染んだ靴は、代えがたい財産である」ということ。

新しい靴を買うのは簡単です。しかし、何年もかけて自分の足の形に馴染んだ革、自分の歩き方の癖を知っている中底、それらを捨ててしまうのは、あまりにも勿体ない。修理をすることで、靴は最初よりもずっと履きやすい「世界に一足の特注品」になっていくのです。

倉敷という、古き良きものを大切にする文化が根付くこの街で、皆様の足元を支え続けられることは、私たちの誇りです。

7. まとめ

今回のREGAL Walkerの修理内容は以下の通りです。

ご依頼主: 倉敷市 T様

修理内容: オールソール交換(靴底全取替え)

使用素材: Vibram 2021(サンド/ブラック/ブラウン等、アッパーに合わせて選定可能)

ポイント: ミッドソール再利用によるコスト抑制と履き心地の維持

底面のパターンが消えてしまった靴、かかとが大きく削れてしまった靴。 「もうダメかな」と思う前に、ぜひ一度、倉敷のいずみ靴店にご相談ください。

一足の靴が、あなたと歩むこれからの物語。 そのお手伝いをさせていただける日を、心よりお待ちしております。

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