大阪府K様 Reebok INSTAPUMP FURY(リーボック インスタポンプフューリー)ソール剥がれ修理事例
2025/09/13
大阪府K様 Reebok INSTAPUMP FURY(リーボック インスタポンプフューリー)ソール剥がれ修理事例
はじめに
今回は、大阪府にお住まいのK様よりご依頼いただいた Reebok INSTAPUMP FURY(リーボック インスタポンプフューリー) のソール剥がれ修理についてご紹介します。
インスタポンプフューリーは、1994年に誕生した革新的なスニーカーで、靴紐を使わずに空気でフィット感を調整する「ポンプシステム」を搭載したことで有名です。デザイン性の高さと快適な履き心地から、長年多くのファンに愛され続けています。
しかし、どんなに優れたスニーカーでも経年劣化には勝てません。特にソール部分は使用環境や湿気、接着剤の劣化などによって剥がれやすい箇所です。今回は、そのようなトラブルに対して当店で行った修理の内容を詳しくご紹介いたします。
修理前の状態
K様のインスタポンプフューリーは、ソール全体が大きく剥がれてしまっている状態でした。特に接着剤が完全に劣化し、靴底がパカッと口を開けるように剥がれてしまっており、このままでは当然歩行も困難です。
ソール接着面のボンド劣化
つま先からかかとにかけての広範囲な剥がれ
ミッドソールの加水分解は見られない
こうした状態で無理に履き続けると、さらに破損が進み、最悪の場合は修理不可能になってしまうこともあります。そのため、早めに修理をご依頼いただけたことは非常に良い判断でした。
修理工程
今回の修理では、以下の工程を踏んで作業を行いました。
1. ソールの完全分解
まずは靴底を一旦すべて分解します。中途半端に剥がれた状態では接着力が不十分になるため、一度きれいに分離させてから再接着することが重要です。
2. 接着面の下処理
古い接着剤や汚れを丁寧に除去します。この作業を怠ると、新しい接着剤の密着が弱まり、再び剥がれる原因となります。目に見えない細かい粉や油分も取り除く必要があるため、かなり神経を使う工程です。
3. 高耐久ボンドでの再接着
ソールとアッパーの両面に専用の強力ボンドを塗布し、一定時間乾燥させた後に圧着します。リーボックのスニーカーは接着面が広いため、全体に均一に圧力をかけながら貼り合わせるのがポイントです。
4. 側面の縫い付け補強(オパンケ縫い)
ボンド接着だけでは再度剥がれる可能性が残ります。そのため、今回は 側面からつま先にかけて縫い付け補強(オパンケ縫い) を施しました。縫製による補強を加えることで、ソールが再び浮いたり剥がれたりするリスクを大幅に軽減できます。
修理後の状態
修理完了後のインスタポンプフューリーは、ソールがしっかりと固定され、再び安心して履ける状態に戻りました。縫い付け補強も行ったため、今後は通常の使用において剥がれる心配はほとんどありません。
見た目も自然に仕上がり、縫い目もデザインの一部として違和感なく馴染んでいます。K様にも「これでまた履けるようになった」と大変ご満足いただけました。
インスタポンプフューリーの修理で多いトラブル
リーボック インスタポンプフューリーは独特の構造を持つため、修理のご依頼も多くいただきます。特に多いのは以下の症状です。
ソール剥がれ
ミッドソールの加水分解
アッパーの破れや擦れ
内部ポンプの不具合
中でも ソール剥がれ は経年劣化によって必ずといっていいほど発生するトラブルです。ボンド接着だけの簡易的な修理では再発するケースも多いため、当店では今回のように縫い付け補強を行い、耐久性を確保しています。
修理のタイミングとメンテナンスの重要性
「まだ履けるから」と剥がれを放置すると、修理費用が高額になるだけでなく、最悪の場合修理不可能になることもあります。
スニーカーは日常的に地面と接触するため、ソールの状態を定期的にチェックすることが大切です。
特にインスタポンプフューリーは人気モデルゆえに愛用期間も長くなるため、定期的な点検と早めの修理依頼をおすすめいたします。
まとめ
今回の大阪府K様の事例では、Reebok INSTAPUMP FURY のソール剥がれに対して 分解 → 接着面処理 → 再接着 → オパンケ縫いによる補強 という流れで修理を行いました。
見た目・強度ともに新品同様に蘇り、安心してご使用いただける状態になっています。
リーボックのスニーカーをはじめ、ナイキやアディダスなどのスポーツブランドスニーカーも、ソール剥がれや加水分解といったトラブルでお困りの方はぜひ当店にご相談ください。
熟練の技術と専用工具を駆使し、大切な一足を長く履けるようサポートいたします。
✅ Reebok INSTAPUMP FURY ソール剥がれ修理対応可能
✅ 全国から宅配修理受付中
✅ ボンド再接着+縫い付け補強で耐久性アップ